| 会社名 | 住友電気工業株式会社 |
|---|---|
| 住所 | 〒541-0041 大阪府大阪市中央区北浜４丁目５−３３ |
今物流業界で注目されているのが業務の効率化です。2024年問題も迫り、より効率的な車両管理が求められています。本記事ではそんな管理システムのひとつ、Eagle Sightについて詳しく解説していきます。今後新しいシステムの導入を考えている方はぜひ参考にしてください。
配送計画を自動立案
Eagle Sightは住友電気工業株式会社が開発した車両運行管理システムです。スマートフォンを使い、車両位置情報、渋滞や規制表示がリアルタイムでわかる配送現場の今がわかりやすく見えるクラウドサービスです。
また配送計画機能もあり、このシステムだけで配送計画の進捗が見える化できるようになっています。加えて自動立案の機能も備わっているので、積載効率と巡回効率を同時に考慮し、最小の車両数で一番適した配車計画をどんな人でも簡単に算出することが可能です。
積載効率とは貨物を運ぶトラックの許容積載量に対して実際に積載している貨物の割合のことを指します。重量、面積、内容量を基準として考えている割合です。物流業界ではトラックの運送における生産性の向上が急務となっており、いかに積載効率を高め、足りないスタッフ数やトラック数で多くの業務に対して質を維持しながらそれらを実行することができるかが求められています。
また、巡回効率はトラックの巡回ルートなどを最適に組み合わせる割合のことです。このふたつの割合を簡単に出すことができればコストの削減や、トラックの数も減らすことも可能なので、その結果環境負荷低減といったSDGsにも貢献が期待できるでしょう。
そのほかにもトラックだけでなく、観光車両やライドシェア車両などにも利用できるので運送業界だけでなく観光業界にも利用できる便利なシステムです。
スピーディーな顧客対応が可能に
Eagle Sightの特徴のひとつにはスピーディな顧客対応もあります。立案した配送計画に対し、車両ごとでその配送順と進捗情報を確認することができます。またそれがリアルタイムでパソコンから確認できるため、顧客からの問い合わせにもすぐに対応することが可能です。
そのため今まで問い合わせから対応まで時間がかかっていた会社も、このシステムを利用すると時間短縮ができることになります。また計画に対して次の配送先まで含めた遅れを察知し、早い段階で配送先への連絡ができるため事前にトラブルを回避できます。
ほかにもVICS道路交通情報を利用し渋滞や道路規制の情報をすぐに確認できるので、目的地の道路情報をいち早く入手し、的確に迂回の指示が出せます。時間単位での車両利用予約の管理もできることで車両を予約した際にシステムの交通情報を活用した目的地への所要時間の計算も可能です。
ドライバーの負担を軽減する機能
Eagle Sightは迅速な顧客対応だけでなく、ドライバーの負担も軽減してくれる機能があります。ジオフェンス機能といい、車両が目的地周辺のエリアへの進入、退出を検知し、そして実際に目的地へ到着し、ちゃんと出発したかが自動で判定することができる機能になっています。
この機能を使うことでドライバーが自分で出発、到着の操作をする手間が省けます。その結果ドライバーの負担も減り、連絡忘れということもなくなるでしょう。また記録された走行履歴を活かし、累計走行距離や車両の速度情報などをEagle Sightを利用すればグラフやCSV形式で出力できます。
日報や月報を紙やExcelで記録していた方には事務作業の負担もなくなるのでとても楽に感じるでしょう。現場によっては紙のチェックシートを使って業務を行なっているところもありますが、記入したデータはそのまま活用できないので結局人手を使ってデータを入力しなければいけません。
その際に入力ミスが起こったり、すぐに入力しないとタイムラグが起きてしまったり、データに異常があってもすぐに対応できないケースも出てきてしまいます。そんな問題を抱えている方はEagle Sightの利用がおすすめといえるでしょう。
さらに安全運転診断レポートの機能も備わっているので、急発進、急停車などの速度変化がいつどこで発生したか見える化することもできます。これまでEagle Sightについて解説してきましたが、このシステムでは車載搭載などのハードウェアや通信回線、サーバー運用のサービスをワンストップで提供しています。
ハードウェアとソフトウェアをそれぞれで購入する必要もなく、それらの連携作業、通信契約の手間も一切必要ありません。ここまでお伝えした機能はもちろん、機能間の連携により実績データの一括管理や、運行の遅れを検知するなどより高度な車両運行管理が可能になります。
このことからEagle Sightは人やモノを運ぶすべてのサービス利用者のことを考え、物流業界で高まる業務の効率化や各車両の運行ニーズに応えたシステムといえるでしょう。
まとめ
本記事では優れた車両管理システムであるEagle Sightについて詳しく解説していきました。課題が多い物流業界で業務の効率化は今や欠かせなくなってきています。大手企業の住友電工が開発したシステムということで安心感や信頼感もあると思います。
今後もEagle Sightの機能は追加されるようなので、より車両運行管理に貢献していくことでしょう。業務の効率化を考えている方は一度問い合わせてみることをおすすめします。本記事が今後新しいシステムの導入を考えている方や、なかなか業務の効率化が進まないという方の参考になれば幸いです。
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